デスラーグラス
2010.03.08

冬は好きな季節だ。
一年前、苦労して割った薪を一つずつストーブにくべる。
パチパチとした音がし、少しずつ炎が大きくなる。
夜、辺りが静かになった頃、二―チェアに座りながら、
バックに好きなJazzを流し、デスラーグラスにワインを注ぐ。
そしてデスラーグラスをゆっくりぐるっと回し、
グラス越しに炎を見てみる。

自分の顔の先に、ユラユラと淡い暖かい光が見える。
これ以上、何も足さない,何も引かない,
何も考えない、至福の時を満喫する。
明日の夜は、最近お気に入りのハイボールにしようか?
すっと、目を開けると・・・
炎に揺らめく十数年連添った妻の姿がぼんやりと見える。

そう、我が家には〇雪がいない。
ハイボールはお預けのようだ......
・・・N.Y







